「わたしたちは、ここにいます」
GLOW(Gays and Lesbians Of Waseda)は早稲田大学公認のレズビアン・ゲイ・トランスジェンダー・バイセクシュアルなどセクシュアルマイノリティーのためのサークルです。
欧米では社会や大学においてセクシュアルマイノリティーの人たちが集まり、パーティーなどを開き気軽に楽しんだり、語り合ったり、社会的な立場を確立するために行動したりする場がたくさんあるそうです。現に外資系企業のなかには、会社内にセクシュアルマイノリティーの組織やネットワークが存在するところもあります。それにくらべ日本にはそのような場がほとんどありません。このような状況のなか、ふとしたきっかけから出会った早大生2人(政経&二文)と留学生2人(アメリカ人&ドイツ人)が居場所を求め1991年に設立したのがGLOWです。 そのような設立の経緯から、当時は毎回テーマを決めての座談会、他大学との合コン、月一のクラブを貸しきってのパーティー、さらには早稲田祭などでの講演会の企画など、メンバーのための内部的な活動にとどまらず、外部のセクシュアルマイノリティーやストレート(異性愛者)の人たちに向けた対外的な活動も行っていました。現在の「大学生ナイト」もGLOWの先輩方が立ち上げたと聞いています。
設立から17年が経った今日、日本においてもテレビなどのメディアにセクシュアルマイノリティーの露出が増え世間にその存在が知られつつあります。しかし、メディアで取り上げられるセクシュアルマイノリティーは往々にしてあるひとつの型にはめられ、そこから世間に誤ったイメージが広がり、差別や偏見にもしばしば遭遇します。たとえば、男性が好きな男性(=ゲイ)についていえば、いわゆる女性のような言葉を遣い、仕草をし、格好をするというイメージが少なからず世間一般にはあります。簡単に言えば「ホモ」や「オカマ」という言葉でイメージされる人物像(KABAちゃんなどが代表例)です。そして「ホモ」や「オカマ」というのはしばしば笑いの対象にされています。そういった事情からカミングアウトは非常に不利な立場に自分を置く事になり、自分がセクシュアルマイノリティーである事をひた隠しにしている人は少なくありません。更にはそれが自己否定につながり自分を責めてしまう人さえいます。先ほどの例で言うならば、男性が好きな男性であっても、いわゆる男性の言葉を遣い、仕草をし、格好をするひともたくさんいるのです。しかも、芸能人でもアーティストでもない一般市民のセクシャルマイノリティーたちは、もっと目立たないところで、一般社会のいたるところで生活しています。そういうレベルでの社会的な認知というのはまだまだと言わざるを得ません。